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ロマンチックな骨董品のエピソード

私の友だちに「刀」が好きな女の子がいまして、たまの休みにひとり美術館へ行き、刀剣展を見に行ったりするそうです。
彼女は刀剣展を見に行く日を「刀の日」と呼んでいて、刀の日は彼女が行くと決めると、女子会があろうと何の食事会があろうと、受付NGで刀を見に行きます。
メールもLINEもシャットアウト状態です。
いわゆる、骨董品フリークみたいな感じですが、私も最近ちょっと目覚めだしまして。
私の場合、西洋の骨董品で置物やオルゴールが好きになりました。
高価なものばかりなので、私の手の届くものには出会っていませんが、特にいつかオルゴールがほしいんですよね。
オルゴールの音が好きで、いつも寝る前にスマホでオルゴールの音を流して眠ります。祖母がオルゴールが好きで、小さな頃に祖母に連れられてオルゴールの展示会に行ったことがきっかけで、寝るとき必ずオルゴールの音を流しています。

骨董品のオルゴールに興味がわいたのはつい最近で、たまたまテレビを見ているときに、かなり古いオルゴールの音を再現する企画がやっていました。
単に、100年以上前のオルゴールが時を経て、いまここで音を奏でだす!というロマンチックな話にやられてしまったのもると思うのですが、なかなか感動しまして。
『100年以上前の音』、そう聞くとすごくロマンチックと思いませんか?
だれが何のために、だれのために、なぜこの曲を選んだのか、などなど考えると時空を旅したような気持ちになります。

そんな歴史のある骨董品はとんでもない価値があって、現実的ではない価格で取引がされるのだと思います。
私には手の届かないものですが、骨董品の買い取りをしているお店のサイトを見て、骨董品の紹介を読んでいるだけでも楽しいものです。
実は、密かに骨董品屋さんの仕事に就きたいとも考えているんです。
骨董品の知識、骨董品の買い取りの知識を養いたいなんて考えています。
友だちの「刀の日」をバカにしていた私が、骨董品屋さんで仕事したいなんて考えているという秘密の話です。